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2月 16, 2024

パリ8区「ヨーロッパ橋」を描いたカイユボットの気配

パリは最高気温が16度を超え、2月としては例外的な暖かさとなりました。そして久々に気持ちの良い青空ということでしたが、事務仕事が山積みで外に出られません。そこで昨日のブログに載せさせていただきましたカイユボットの「パリの通り・雨」の舞台とサンラザール駅の間にありますヨーロッパ広場の写真も撮っておりましたのでこの機会にご紹介させていただきます。この広場の大半が線路の上に架かる橋の上にあるような感じですが、この場所をカイユボットは「ヨーロッパ橋」のタイトルで何度も描いています。私たちの推測ではちょうど写真のような目線で描かれているはずなのですが、描かれていた太い鉄骨の見事な橋や手すりの雰囲気は今は変わってしまったように思います。もちろん今は蒸気機関車の煙も見られません。それでも多くの建物は当時のままの姿を見事に保っており、カイユボットの時代にすぐにタイムスリップすることが出来、彼の気配さえ感じることが出来ます。。。



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2月 15, 2024

パリ8区、画家カイユボットが描いた雨のパリ

サン・ラザール駅近くでの用事を済ませた帰りにカイユボットが描いた有名な作品「Rue de Paris, temps de pluie(1877) パリの通り・雨」の舞台に立ち寄りました。道路工事中でしたが、到着時に偶然にも小雨が降って来て傘を差した人が歩いてきました。雨の中で筆を走らせた当時の画家の気分をほんの少し味わいました。。。



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10月 30, 2023

キュビズム作品誕生の地、南仏レスタック

短期ですがレスタックでお仕事です。南フランス・マルセイユの中でも地中海に沿った北西側郊外に位置するレスタック地区はセザンヌが数年にわたって通いながら様々な作品を手掛けた地ですが、彼に強い影響を受けたその次世代のアーティストたちも彼を追うようにこの地の風景を描き続けています。キュビズム作品を生んだブラックもその一人で、まさにこのレスタックの数々の屋根をキューブのように表現したことがキュビズムを誕生させたと言われています。。。



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2月 24, 2022

パリ5区、赤木作品の風景

先日このブログで紹介させていただいたパリのサロン界を代表する日本人画家であった赤木曠児郎さんが描いた「リュ―・ヴァレット」の風景の場所を、昨日お仕事の移動の途中に通りました。赤木さんが椅子を置いて描いていたであろう場所から写真を撮りました。パンテオンの右手前に描かれていた煉瓦の煙突は今はもうありません。パリの風景を見れば見るほどパリを愛したあなたが描いた絵そのものに見えてしまう。2022年2月24日、そのことを生前に直接お伝えしたかったと今さら思ってしまいます。ふと、その場から振り返ると、坂の下のその先に、息を吹きかえそうとしているパリ・ノートルダムの姿が見えました。。。


4月 30, 2020

パリ15区、ある日のフランスの風景15

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の写真は16年前、2004年初秋に撮影したパリ15区のブランシオン通り、ジョルジュ・ブラッサンス公園の入口付近の風景です。この場所に馴染みのない人からすれば特筆すべき風景ではないと思います。しかし、この界隈の移り変わりをよく知る人たちからすれば、この風景が凱旋門よりもエッフェル塔よりもパリらしい風景だと感じることでしょう。。。私たちにはとても馴染み深いこの風景の写真を撮影した時には、恥ずかしながら、この風景が佐伯祐三さんによって大正時代に描かれていたとは全く存じ上げておりませんでした。今から90年以上前、療養の為にパリから一時帰国した画家の佐伯祐三さんが第13回二科展に出展した作品の中に、その絵画「リュ・ブランシオン」はあったそうです。絵画が描かれた当時は、右側に写る門の向こう側は公園ではありませんでした。現在のジョルジュ・ブラッサンス公園の名は、佐伯祐三さんが亡くなった後にパリで活躍し、この公園の近くに住んでいた南フランス・セート出身のシャンソン歌手、ジョルジュ・ブラッサンスさんを称えて付けられたそうです。ちなみに、この風景を絵画の中ではじめて目にしたのは、パリ在住の現在のサロン画家、赤木曠児郎さんによって描かれた素晴らしい作品で、これも写真を撮影した随分後になってからの偶然の出会いでした。この何気ない風景だけでも沢山の芸術家たちの話が出来る。それがパリの素晴らしいところですね。。。
明日から5月。引き続き、健康第一で過ごしてまいりましょう。。。

6月 20, 2019

ヴォーヴナルグ、ピカソの絵の風景

南仏プロヴァンスのとても小さな村、ヴォーヴナルグ。サントビクトワール山の北側に隣接したこの地でピカソが晩年を過ごしましたが、彼の自宅であった場所の近くから見たヴォーヴナルグの風景はこんなのんびりした感じです。市役所や教会の姿は昔のままとのこと。ピカソの作品「ヴォーヴナルグの村」はきっとこの風景に違いないでしょう。今も彼と、彼が常に意識したであろうセザンヌの気配が感じられる風景です。

5月 15, 2018

セザンヌの山

エクサンプロヴァンス、サンビクトワールの山。この山を描いた最も有名な画家といえば、やはりセザンヌです。多くの画家の写実作品以上に物の魅力を伝える優れた作品をセザンヌが独自のスタイルで手掛けていたという事実は、この地に足を運んで、実際にこの山を間近に見ると納得できるはずです。

10月 24, 2017

ゴッホがいた家

ファンゴッホが最後に滞在したラヴー亭。今は1階がグルメなレストランでアトリエ部屋は記念館として残されています。建物の外観やアトリエからの市役所の風景は確かに彼の目に映った光景です。

10月 23, 2017

ゴッホが描いた役所の今

オーベールシュルオワーズの小さな市役所です。駅からも近く、ファンゴッホが滞在したラヴー亭の真正面に位置します。今は綺麗に整備されていますが彼が描いた絵の雰囲気はそのままです。

10月 22, 2017

オーベールシュルオワーズのゴッホ

少しの間、オーベールシュルオワーズからの日常の風景です。駅のすぐ近くの趣ある教会。ファンゴッホが描いた光景です。彼がキャンバスと向き合っている姿が目に浮かぶます。実際に人物が描かれていた場所に同僚に立ってもらいました。


10月 21, 2017

ゴッホが見た風景

パリの北、オーベールシュルオワーズ。ファンゴッホが最期の2ヶ月を過ごし、今は弟テオともに永遠の眠りにつく地です。彼らが眠る墓地から旧市街へ向かう農道は、彼の絵にも登場します。パリから電車で日帰りで立ち寄ることが可能です。



10月 04, 2017

モネのアトリエから見た大聖堂

昨日書いたルーアン美術館のモネの絵。この絵を描いたモネの大聖堂前の元アトリエの窓からの実際の風景です。モネが追い求めた陽に照らされる大聖堂の光の移り変わりが目の前に広がり実に感動的です。一階は観光局で入場可能ですが、モネのアトリエとなっていた二階は残念ながら通常は一般開放されていません。一階の観光局前からも臨場感のある大聖堂を見ることが出来ます。


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